2024/8/16
IC Insightsの最新報告によると、インテルの第1四半期の半導体売上が142億ドルに達し、再びトップの地位を維持しましたが、サムスングループの第1四半期の半導体売上は136億ドルに達し、インテルとの差を4%まで縮めました。IC Insightsは予測し、DRAMおよびNANDフラッシュの市場状況により、サムスングループは第2四半期にインテルを追い越すと見込んでおり、初めて半導体業界のトップに立つことが予想されています。サムスングループは今年一貫して首位に立つ見込みです。
トップ10のリストには、メモリ製品を主とする4社が含まれています。そのうち、SK HynixとMicronは第1四半期のランキングでそれぞれ3位と4位に上昇し、昨年のランキングよりも2つずつ順位を上げました。東芝は8位にランクインしました。
また、ドイツの大手チップメーカーインフィニオン(Infineon)は今年第1四半期に売上が前年比6%増となり、無晶円のMediaTekを抜いて、世界の半導体トップ10入りを果たしました。MediaTekの第1四半期の売上は18億ドルで前年比7%増でしたが、前四半期に比べて17%減りました。
IC Insightsは、トップ10のメーカーの第1四半期の売上が全体の半導体業界売上の56%を占め、996億ドルに達し、第2四半期には1,000億ドルの大台を突破すると予測しています。(2017年第2四半期が史上初の1,000億ドルを超える四半期になると予測されています)
今年第1四半期の世界のトップ10の半導体メーカーには、アメリカからはインテル、Micron、Qualcomm、Broadcomの4社、ヨーロッパからはTI(Texas Instruments)、インフィニオンの2社、韓国からはサムスングループとSK Hynixの2社、日本からは東芝、シンガポールからはNXPがそれぞれ入っています。
メモリ価格の上昇により、メーカーの売上が引き続き上昇しています。IC Insightsは予測し、第2四半期にはサムスングループがDRAMおよびNANDフラッシュの価格上昇の恩恵を受け、インテルを追い越して世界最大の半導体供給元になるだろうと見込んでいます。これはインテルが24年間トップの地位を保ってきた後、初めて2位に落ちることを意味します。
IC Insightsの以前の報告によると、サムスングループの第2四半期の半導体事業の売上が149.4億ドルに達し、インテルの144億ドルを上回ると予測されています。さらに、後半のメモリ価格の上昇が続く見込みで、サムスングループの半導体事業の今年の年間売上が600億ドルを超え、インテルを抜いて半導体供給元の首位に立つことが予想されています。